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特別国会の会期を延長した末、ギリギリのところで副首都法案を成立させた高市政権。7月24日の参議院本会議での採決は賛成123票、反対121票と僅かに2票差だった。 参議院の定数は248で、れいわ新選組の山本太郎氏が体調問題を理由に今年1月に議員辞職をしたことから、欠員が1となっている。24日の採決では、議長を務める関口昌一氏を除くと、他に2人の欠席者がいた。1人は盲腸で入院中だった高橋克法議員(自民党)で、もう1人が自民党の山崎正昭議員(84歳)だった。 前編記事『「国会欠席率」驚異の84%の参議院議員がいた…!本会議31回で出席わずか5回、”国会の欠席王”と呼ばれる「自民党の重鎮」の呆れた言い分』より続く。 本人は「至って健康だ」と語っていた山崎氏は当選6回。2013年8月から2016年7月まで約3年間にわたり参議院議長も務めた重鎮だ。 その山崎氏だが、この特別国会は24日の本会議のみなら
戦後81年を迎えたいま、私たちは「あの戦争」をどう位置付けるべきなのでしょうか。 他国は「あの戦争」の日本をどう見るのか。なぜ日本には「国立近現代史博物館」が存在しないのか。私たちは「あの戦争」をどう語ればよいのか—―。 『「あの戦争」は何だったのか』(講談社現代新書)著者の歴史家・辻田真佐憲さんが、戦争を「われわれのもの」として捉えるために、これまでの「語り」を見つめ直します。 (※本記事は、辻田真佐憲『「あの戦争」は何だったのか』の一部を抜粋・編集しています) 「許そう、だが忘れない」記憶は残すべきだが、恨みは残すべきではない。このような文言は、戦後の和解に向けたメッセージとして世界的に広く見られる。フィリピンはまさにその好例だった。 フィリピンについては、前著『ルポ国威発揚』(中央公論新社)で詳しく言及したため繰り返しは避けるが、同国では「許そう、だが忘れない」があの戦争の記憶と継承
本会議31回のうち出席はわずか5回特別国会の会期を延長した末、ギリギリのところで副首都法案を成立させた高市政権。7月24日の参議院本会議での採決は賛成123票、反対121票と僅かに2票差だった。 参議院の定数は248で、れいわ新選組の山本太郎氏が体調問題を理由に今年1月に議員辞職をしたことから、欠員が1となっている。24日の採決では、議長を務める関口昌一氏を除くと、他に2人の欠席者がいた。1人は盲腸で入院中だった高橋克法議員(自民党)で、もう1人が自民党の山崎正昭議員(84歳)だった。
明らかな「身内ビジネス」「Japan is backトレーナーと帽子(キャップとハット)の予約販売を開始いたしました」 昨年11月末、Xの高市後援会アカウント「【公認】チームサナエが日本を変える」がこう投稿した。 「キャップは高市総理がトランプ大統領へ贈呈したものを再現した特別モデルで、1万3200円と強気の価格設定でした」(地元関係者)
本稿では中国の「頂き女子」事情を解説している。前編では農村部において女性による結婚詐欺が繰り返される実情を解説した。後編では代表的な頂き女子事件と、その影響で生まれた大ヒットゲームを紹介する。 前編記事『中国で話題の"結婚詐欺の街"「花果園」…数百の婚活業者が男性から全財産を奪う「頂き女子」ビジネスが急成長』より続く。 頂き女子事件の元祖:翟欣欣事件中国における頂き女子の元祖ともいえるのが「翟欣欣(チャイ・シンシン)」だ。 これは中国で大きな話題を呼んだ結婚詐欺事件で、現地メディアである極目新聞によると、犯人である翟欣欣は婚姻関係を利用した高額な金銭詐取を繰り返した。 被害者は少なくとも4名で、この事件は犯人が短期間の結婚・離婚を繰り返すなかで相手の高額な財産を搾取したのが特徴だ。 第1回:結婚期間70日、現金20万元+車30万元 第2回:結婚期間90日、BMW+現金750万元 第3回:結
結婚詐欺の被害者が集まるマンション中国の貴州省・貴陽市にある「花果園」。ここは1830万平方メートル(東京ドーム約391個分)の面積に311の高層ビルが立ち並び、約50万人が生活をするエリアである。 この地が今の中国で注目を集めている理由は「結婚詐欺」だ。 このマンション群の一角には全国から集まった30代を中心とする農村出身の男性たちが暮らしている。彼らは何十万元(数百万円〜一千万円)という全財産をはたいて結婚をしたものの、わずか数週間〜数ヵ月で妻に逃げられ、お金も奪われた被害者たちだ。 本稿では中国で多発する、農村出身の男性を狙った結婚詐欺。それが映し出す日本とは少し異なる中国の“頂き女子”事情と、そのリアルな社会的背景を解説する。
AI開発はどんどん加速し、私たちの日常はAIなしでは成り立たなくなりつつある。人間にできることは何でもできる「汎用人工知能= AGI」も誕生間近だと言われても、もはや驚かされないほどだ。 では、AGIが実現したとき、この社会はどのように変わるのだろうか。極端に危険を煽るような言説や、あるいは「AGIは夢物語」という意見もあり、どう考えてよいのか迷う方も多いだろう。 こうした状況を10年以上前から予見し、AIが社会をどう変えるのか、私たちはどう対応するべきかを考え続けてきた髙橋恒一氏は、このたび8月10日に『AGI 人間を超える知能は文明をいかに変容させるか』(講談社選書メチエ)を刊行する。 AGIの実現可能性、正しく理解するための基礎知識から、実現に備えた政策提言までを一気に論じるこの本と著者は、いま考えるべき問題にどのような「答え」を示しうるのか? 2016年に『人工知能と経済の未来 2
【『大江健三郎論集成』刊行記念】蓮實重彦による伝説の大江健三郎論が増補復刊!【「数の祝祭に向けて」試し読み】 8月6日、蓮實重彦さんの『大江健三郎論集成』が刊行されます。 大江健三郎の小説をいかに読むのか、小説を読むという営みはいかなるものなのか……「同時代の大江健三郎」に対峙し続けた蓮實重彦さんによる大江健三郎論の決定版です。 今回、第Ⅰ部に収録している『大江健三郎論』(初版1980年刊)の第一章「数の祝祭に向けて」の一部を特別公開します。 ぜひご覧ください! なお、傍点を省略するなどWEB用に編集しておりますので、ご了承ください。 律義なる猥雑さけなげなまでの律義さで同じ方位を確信し、その生真面目な確信のみを共有しつつ頰など上気させて群れ集うあまたの言葉たちが、しばらく肩を接して窮屈そうに身を寄せあっていたかと思うと、やおらあられもなく露呈された素肌をこすりあわせ、その淫らな表層の戯れ
【前編を読む】京都大で教授陣が猛抗議「総長選考のプロセスがひどすぎる」…”国際卓越研究大学”認定の裏で起きていた「深刻なトラブル」 東北大の総長選考は詳細な議事録を公開せず東北大が国際卓越研究大学の候補に選ばれたと発表されたのは2023年9月1日。審査を行なったアドバイザリーボードは、「改革の理念が組織に浸透している」と評価した。 しかし、論文数を10年目には倍に増やすといった体制強化計画の内容を、東北大の教員が候補に選ばれたこの日まで知らなかったことは、この連載の第1回後編で伝えてきた通りだ。その後、’24年12月に、国際卓越研究大学に第1号として認定された。 体制強化計画を策定する過程を一般の教員が知らなかったことは、東北大ではこの時点ですでにトップだけで物事を決めるガバナンスが確立していたことを意味する。 東北大が国際卓越研究大学になるよう申請した時の総長は大野英男氏だ。実は、彼が認
創業81年の出版社が外資ファンドに狙われた。利ザヤを狙う筆頭株主とプロ経営者の水面下の攻防戦。熟達のジャーナリストが真相に迫る。 「元モサド」が社長再任に反対夏野剛(61歳)は辛くも逃げきった。 6月24日、大手出版社KADOKAWAの株主総会のことである。この日、会場の角川大映スタジオ(調布市)には226人の株主がつめかけた。 筆頭株主の香港の投資ファンド、オアシス・マネジメントは3月末時点で13・76%を保有する(現在は15・25%)。経営陣に攻撃的なアクティビスト・ファンドとして知られ、夏野の社長再任に反対する株主提案をし、他の株主にも同調するよう呼びかけていた。 オアシスは、夏野が社長就任後の5年間で営業利益が40%も減少したことや、大ヒットゲーム『エルデン リング』を生み出した子会社の価値を十分に取り込めていない、などと主張し、133ページにも及ぶ夏野批判の文書を「より強いKAD
【前編を読む】皇室典範改正は高市総理も「寝耳に水」だった…外遊の隙をついた、麻生太郎の強引すぎる国会運営への介入 「憲法改正の発議」に向けた麻生氏の計画参議院で25議席を持つ国民民主党と組めば、自民と国民だけで過半数を確保できる。 そして、2年後に控える参議院選挙に向けて狙っているのが、国民民主の支持母体である労働組合の中央組織「連合」の票だ。 自民党本部の元宿仁事務総長は、国民民主の榛葉幹事長と密に連携を取りながら、「次回の参院選を乗り切るには連合票の切り崩しが必要だ」と麻生氏に説いているという。 自民党は'22年の参院選で32の1人区のうち28議席を獲得しており、これ以上の伸びしろがない。それどころか、次回の参院選では立憲民主党と公明党の合流が実現するとも言われており、自民党の議席減は避けられない情勢だ。国民民主を通じて連合の組織票を呼び込むことは、自民党勝利のための生命線となる。 そ
総理不在の隙を突き、国会運営を掌握7月17日、特別国会は与野党の激しい攻防の末、大混乱のまま延長にもつれ込んだ。この国会最終盤の主導権を握っていたのは、官邸ではなく「キングメーカー」こと麻生太郎副総裁である。 「終盤国会は、完全に麻生政局になった」 自民党の閣僚経験者がそう吐き捨てる通り、麻生氏は高市早苗総理のインド外遊という一瞬の隙を突き、国会運営の舵を強引に奪い取った。 「高市さんは、自分が留守の間に麻生さんに介入されるなんて思っていなかった。頭にきたのは間違いないでしょう」(全国紙政治部記者) 時計の針を7月1日に戻す。この日、高市総理はモディ首相との首脳会談のため、意気揚々とインドへと旅立った。しかし、総理を乗せた政府専用機が日本を離れたまさにその日、麻生氏の指示によって森英介衆院議長が動き出す。森議長は与野党の幹事長を急遽招集すると、「皇室典範の改正を優先させるように」と議長仲裁
自分が「本当に望んでいるもの」とは? 私たちは、自分が思っている以上に自分のことを理解できていません。心の底にある、あなたも知らない「謎」を見つめ、内省ではたどり着けない「深い自己理解」へと導くのが精神分析です。 7月23日発売『無意識の発見』(講談社現代新書)著者の哲学者・工藤顕太さんが、欲望と自己をめぐる壮大な「知の冒険」へと誘います。 (※本記事は、工藤顕太『無意識の発見』の一部を抜粋・編集しています) 村上春樹とユング 村上作品では、しばしば現実世界と異界とがシームレスにつながって作用し合っており、そのことを指してマジック・リアリズム的な手法を採用したものといわれる。重要なのは、異界(日常の生活世界とは異質な世界)が心の深層の世界、登場人物の無意識の世界でもあるという点だ。さらにいえば、異界で危機を経験することで主人公に変化が起こり、最終的に元いた現実世界に帰還するという円環的プロ
次々と浮上した疑惑に答えないまま、国会幕引きへ逃げ込みを図る高市総理。しかし、その足元で政権を揺るがしかねない火種が燻っている。 【前編を読む】高市総理秘書が自民党青年局LINEに投下した「石破ゴキブリ写真」の衝撃…事務所が火消しに走る理由 高市氏を総理に押し上げた「応援団」の正体高市事務所の木下剛志所長(公設第一秘書)を中心に奈良の「高市応援団」は構成されている。中でも総理の座を射止める上で、重要な役割を担った組織があった。 〈1300人集会の予定でしたが、約1600人もの参加者の方々に加え、スタッフ100人が舞台裏などで講演を聴いて下さいました〉 '24年8月17日になら100年会館大ホールで行われた「高市早苗大臣が本音で語る講演会」を、自身のXでそう振り返ったのは高市総理だ。 「参加費は記念品代込みの2000円で、事務所公認グッズのサナエタオルが配布されました」(参加者) このイベン
次々と浮上した疑惑に答えないまま、国会の幕引きを迎えた高市総理。しかし、その足元で政権を揺るがしかねない火種が燻っている。 秘書がグループラインで「陰謀論」を展開〈何故かこのLINEより情報がリークしております〉 高市早苗総理が代表を務める「自由民主党奈良県第二選挙区支部」の青年局は、総理の地元を盛り上げる中核的存在だ。そのライングループ(以下、青年局ライン)に青年局長・A氏がそう投稿したのは7月3日の夕方だった。 国会では暗号資産「SANAE TOKEN(サナエトークン)」や「中傷動画問題」を巡り、高市事務所の木下剛志所長(公設第一秘書)の関与が追及された。渦中の木下氏はその朝、青年局ラインにこうメッセージを寄せていた。 〈日本の為に働けば働く程マスコミは無意味な行動に出る状況で、ハッキング、盗聴等犯罪の上に入手した情報を曲解して記事にしたり、野党に質問させたりしております〉 反省どころ
木下秘書が投下した「石破ゴキブリ写真」高市総理にとって2度目となった'24年秋の総裁選のさなか、木下氏はこう投稿した。 〈何故小泉が失速したかですが、本気を感じた先にある『本物』かどうかの判断だと感じています。 石破さんは演説に特殊な能力があるので、実践が無くても、政策に問題があっても本物に見せる力があります〉 総裁選のライバルだった小泉進次郎氏は、「本物の政治家」ではないと宣う。石破茂氏については演説力で「本物」に見せているだけと切り捨てた。 〈最終版は、高市が如何に本物なのかを全面に訴えてまいりたいと思います。『本気』の『本物』高市早苗 関西弁でいいますと『マジ』の『ほんまもん』高市早苗で売っていきましょう!〉 そう続けた木下氏。要は、高市総理だけが「本物の政治家」だと主張したいのだろう。 さらに、〈←のTikTokの投稿を見れば、それがよく分かります〉と述べ、「凡人の意見」というアカ
あの岩波『世界』の伝説的連載「メディア批評」が、現代ビジネスで奇跡の復活!今回のテーマは「歴史ドラマ・映画はどこまで創作が許されるのか」。太平洋戦争直前の敗戦予測を描いたNHKスペシャル『シミュレーション』と、その映画版『開戦前夜』を巡り、波紋が広がっている。実在の総力戦研究所長を「開戦を容認した人物」のように脚色したとして、遺族が損害賠償や映画の公開差し止めを求めて提訴したのだ。なぜこのトラブルは起きたのか。公共放送の共同制作が抱える課題と、史実に基づく映像作品における「創作の許容範囲」を検証する。 遺族が映画の上映差し止めを求める事態に太平洋戦争が始まる前に、日本の敗北を予想していた総力戦研究所。若きエリートが集められた首相直属の同研究所を舞台にしたテレビ番組『NHKスペシャル シミュレーション~昭和16年夏の敗戦~』(2025年8月放送)と、そのドラマ部分を拡充した映画『開戦前夜』(
高市早苗総理の名前を冠した暗号資産「SANAE TOKEN(サナエトークン)」を巡り、高市事務所の木下剛志所長(公設第一秘書)が作成し、衆院予算委員会に提出された「陳述書」に、時系列上の矛盾があることが、『週刊現代』の取材でわかった。7月27日に閉会中審査として衆院予算委の集中審議が予定されている中、「陳述書」の信ぴょう性がよりいっそう問われることになりそうだ。 高市総理が提出した陳述書に時系列上の「重大疑義」高市総理は7月22日に、6000字以上に及ぶ木下氏の陳述書を衆院予算委の坂本哲志委員長に提出した。その中で、木下氏は、サナエトークンやいわゆる「誹謗中傷動画問題」の首謀者・松井健氏(合同会NoBorderDAO幹部)との関係について、こう説明していた。 〈選挙期間中は、全国各地の高市早苗を応援する会や支援いただける方などとの電話やメール、メッセージの膨大なやり取りを休まず行っておりま
編集者で評論家の山田五郎さんが亡くなった。2026年7月14日。 確かな審美眼を持った洒脱な知識人。西洋美術、街づくり、ファッションに詳しく、説明の明快さは他の追随を許さぬほど、唯一無二の人であった。 なかでも有名だったのが、山田五郎さんの機械式時計のコレクションである。 五郎さんがどれほど時計を愛し、いかに深い知識を持っていたのか。 その偏愛ぶりが惜しみなく披露された著書『機械式時計大全』(講談社選書メチエ)は、多数の美術著作がある中、意外なことに、彼にとって唯一の時計本である。 山田五郎の時計の全知識が詰め込まれた同著。ここから彼が時計沼へと堕ちる過程と、時計という視点から、大人にとっての「趣味の意味」を考えてみたい。 鉄腕アトムと鉄人28号好き少年、時計にハマる鉄腕アトムと鉄人28号で育った高度成長期の少年の常としてメカ好きになり、趣味の中心がロボットから時計に移ったという五郎さん。
2026年6月30日、中国・深圳。ヒューマノイドロボット企業のUBTech Robotics(優必選科技)が開催した発表会の壇上に、シリコン製の皮膚をまとった男女2体の「人間」が立った。同社が「UWORLD U1」と名付けたこのロボットは、工場で働くためのものではない。人間のそばに寄り添い、会話し、感情を読み取るための「コンパニオンロボット」である。 【前編を読む】中国の「独居9000万人」と「「空巣老人」1億8000万人」が生む巨大ビジネス…毛穴と血管を持つ「リアル過ぎる」ロボットの使い道 相次ぐコンパニオンロボットの発表U1は孤立した事例ではない。中国では今年に入り、超リアル路線のコンパニオンロボットの発表が相次いでいる。上海のスタートアップDroidUpが開発した「Moya(モヤ)」は、約17万3000ドルの価格が付いた「体温を持つ」コンパニオンロボットだ。科学メディアZME Sci
しかし、'87年秋に、勇躍渡米した彼女は、壁にぶつかる。自著『アズ・ア・タックスペイヤー』に書いているが、それによれば、はじめ、有権者からかかってくる電話にもオロオロするような目に合う。 しかし、「テレビのニュースも食い入るように」見、「毎朝、新聞を買って、いま議会で話題になっている主な出来事をチェックし、基本的な単語を」頭に入れ、「朝は皆より早めに事務所に行って」電話を取るという努力のかいあって、1週間のちには、電話の応対がすらすらとできるようになる。 そのあとも、日本の英語教育の長所である「読み書き」の能力を生かし、「アメリカ人でも理解できないような関係代名詞を使いまくった難解な構文を、さらさらと」読み、有権者からの手紙の分類をこなしていくのだ。
投資額が少額すぎた?ジャングリア沖縄が1周年を迎えようとしている。開業直後こそ入園者が殺到したものの、それ以降は奮わず、開業から半年間のパーク単体の入園者数は55万人に留まった。採算ラインは半年間で約75万人とも見られているから、これを下回っている。 それ以降も下降線を辿り、現在に至るまで開業当初の勢いを回復できていない。悪評に対し、運営会社がさまざまな対策を打った、と宣伝しているにもかかわらず、である。 なぜ改善を行ったにもかかわらず、集客は上向かないのか。その理由を考えていこう。 ジャングリア沖縄は「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)をV字回復させた」立役者が主導する、“沖縄初の大型テーマパーク”というアピールとともにオープンした。こうした打ち出し方をすれば、多くの人はUSJや東京ディズニーランド並みの施設が沖縄にできると想像するだろう。 しかしながら、現代にそうしたテーマパー
しかし、それから15年余りが経過した現在、F22を日本に売らなかったアメリカの選択は、結果的に自らの首を絞める「戦略的負担」となり、「失敗」だったと再評価されている。 技術の囲い込みは、アメリカによる独占運用を可能にしたが、その代償として、コストの異常な膨張と限定された運用という、回復しがたい後遺症を残したからだ。 かつてNHKのワシントン特派員や防衛庁(現防衛省)担当記者として、日米の熾烈な政治的駆け引きの最前線を取材した筆者が、「世界最強の戦闘機」をめぐる知られざる暗闘と、その栄枯盛衰の歴史を解説する。
全国で使用できるフリーきっぷは、年々その選択肢が狭まっている。愛用者の多い「青春18きっぷ」は、3日もしくは5日連続利用に変更され、かつ新幹線並行在来線の第三セクター鉄道が増えたことで、利用できない区間が増えてしまった。 JR東日本とJR北海道で発売されている「北海道&東日本パス」(大人11780円)は、青い森鉄道やいわて銀河鉄道、北越急行でも使用でき、北海道新幹線の新青森~新函館北斗間では特定特急券を買えば北海道新幹線の空席を利用できる。有効期間は連続7日間である。しかし利用期間が限られているし、社会人などで連続7日間の休暇を取ることができる人はそんなに多くないだろう。 広域のフリーきっぷは減ってしまった。このあたりはJR東日本に限らない。しかし、エリア内のフリーきっぷを買って各地を回ることは、まだまだできる。 前編記事『「東日本のんびり旅パス」はなぜ1年で消えてしまったのか…JR東日本
『平和と愚かさ』(ゲンロン)、『置き配的』(講談社)、それぞれの最新著作が話題を呼んでいる批評家、東浩紀さんと福尾匠さんの対談を、「群像」2026年7月号より転載しお届けします。自らの仕事を見つめながら書き続けるお二人が語る、いまの読者に批評を届けるために必要なこととは。お楽しみください。(構成:長瀬海さん) (※転載にあたり一部表記を改めています) 書評への応答東 福尾さんが『群像』3月号に書いてくださった『平和と愚かさ』(ゲンロン、2025)の書評、拝読しました。素晴らしい書評をありがとうございました。『平和と愚かさ』は好評といえば好評なのですが、じつは若い批評家から反応がほとんどありません。だから福尾さんが書評を書くと聞き、どうなるかなと思っていました。もしかしたら福尾さん世代のほかの読者と一緒で、面白く読んでもらえないかもしれないなと。しかし書評を読んだら、福尾さんがぼくの試みをま
高市早苗総理を招いた講演会イベントをたびたび主催していた団体「高市早苗議員を内閣総理大臣にする奈良の会」(以下、奈良の会)が、政治団体としての届出をしないまま、他の政治団体から寄付を受け取っていたことが『週刊現代』(7月20日発売・講談社発行)の取材でわかった。 専門家は「無届団体が他の政治団体から寄付を受領したり、政治活動のために支出したりすることを禁じる政治資金規正法(8条)に違反している疑いがある」と指摘。暗号資産「SANAE TOKEN(サナエトークン)」をはじめ、高市事務所をめぐる問題が次々と発覚しており、総理事務所の体質的問題が注目を集めそうだ。 「高市早苗総理大臣を熱烈に応援する奈良の会」〈1300人集会の予定でしたが、約1600人もの参加者に加え、スタッフ100人が舞台裏などで講演を聴いて下さいました〉 ‘24年8月17日になら100年会館大ホールで行われた「高市早苗大臣が
批評家として旺盛な活動を展開しているお二人、東浩紀さんと福尾匠さんの対談を、「群像」2026年7月号より転載しお届けします。お二人は、それぞれの最新著作『平和と愚かさ』『置き配的』をお互いにどのように読んだのか。そして、それぞれが考える、批評家としての生き方とは。お楽しみください。(構成:長瀬海さん) (※転載にあたり一部表記を改めています) ⇒「【対談前編:東浩紀×福尾匠】いま、批評を新しい読者に届けるためには、なにが必要なのか? 批評の定義を問い直す」もあわせてぜひお読みください。 「置き配的」な世界をめぐって東 福尾さんの『置き配的』の話に移ります。あの本で考えようとしているのは、簡単に言えば、発信者も受信者もみな共通の1つのプラットフォーム上にピン留めされている世界のことですよね。モノを「届ける」という行為が見えなくなり、ただそのモノが発送した事実や到着した事実だけが表示されて、そ
「探究公害」という言葉を聞いたことがあるだろうか。2022年から高校では学習指導要領によって「探究学習」が必修となっている。導入の目的は詰め込み式、暗記型の教育から自ら課題を見つけ問いを立てて、探究する力を養うというもの。だが、今教育現場ではその理想とはかけ離れた状況が蔓延しているという。教師の力量や経験などを無視して導入を急いだ結果、外部有識者などに皺寄せが発生する事態や、テーマ決めなどを企業に頼るケースも相次いでいるといい、本来の趣旨が実現できていない状況だ。なぜこういう事態が起きているのか。ジャーナリストの浜田敬子さんがレポートする。 「探求公害」って何?最初にその言葉を知ったのは、教育行政学が専門の末冨芳日本大学教授のXの投稿だった。 「新年度ですね、さっそく東京都の名門女子校生から無料で子どもの貧困レク希望、Zoomでスクショ撮影も」 「探究公害撒き散らす名門校のリスト作って公開
'25年8月5日、国会内で、自民党の最大派閥で裏金事件の震源地となった清和政策研究会(旧安倍派)のある会合が開かれた。筆者はこのときの録音データを入手。そこに記録されていたのは、シラを切り、本来負うべき責任から逃れようとする政治家の姿だった―。 【前編を読む】自民党安倍派「五人衆」の「裏金シラ切り」音声データを入手…「壮絶な内輪揉め」の全貌 崩れた世耕氏の主張「先月、大野泰正元参院議員の裏金裁判で、東京地裁が有罪判決を下しました。大野氏は、5年分の裏金を政治資金収支報告書に記載しなかったとして起訴されたのですが、有罪が宣告されたのは1年分のみで、わずか60万円の罰金だった。その有罪になった1年は'22年だったのです」(全国紙社会部記者) 判決などによると大野氏は、'22年8月5日の派閥幹部による会合のあと、世耕氏が連絡をとった議員の1人だった。実際、大野氏の裁判における被告人質問で、大野氏
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