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買ってよかったもの
delete-all.hatenablog.com
僕は給食会社の営業部長だ。中小企業なので営業以外の仕事もこなさなければならない。先日、会社上層部から「なんで相手が激怒しているのかわからない。何とかしてくれ」と泣きつかれて後処理を任された。「あなたが相手から嫌われているだけでは?」という意味のことを言ってみたけど、反応はなかった。都合の悪いことは聞こえないみたいだ。話を聞くと、クレーム対応で向かった客先で理不尽なほど激烈に怒られたらしい。 問題はS県で給食業務を受託している施設で起きた。某日の夕食で提供した生姜焼きに火が十分に通ってなくて赤いままだったのだ。施設利用者に届く前の検食で発覚したので実害はなかった。指摘されてその場で謝罪、ただちに調理し直して提供した。施設からは原因の究明と対応策を求められた。ところが謝罪と報告に赴いたその場で客先法人理事のひとりが大激怒して収拾がつかなくなったというのだ。適切な対応がなされないなら解約も考える
僕は給食会社の営業部長。一ヶ月前に某案件の入札の指名を受けた。公的な施設の給食業務だ。競争入札なので最も低い金額を入れた業者が落札することになる。なお最低制限価格はなし。募集要項と仕様書を確認したところ「安全、安心の給食を提供してほしい」とあり、それを担保する決めごとがズラズラーっと記載されている。報告書が多い。目を通しながら「でも最安値の業者と契約するのだよね」と醒めた気持ちになる。「最高の安全・安心を最安で。提出報告書は多いから覚悟してね」と真顔で宣言している。すごい。学校給食で内容や食中毒の問題が起きると、すぐに物価高がー、安全衛生管理体制がー、という話になるけれども、僕は契約と仕様設計の問題だといつも思っております。 募集要項には、現在の業者が雇用している現場スタッフの雇用を考慮しろとある。短い準備期間で業者を切り替えるためには現スタッフの受け入れは必須である。今回は10月1日業務
僕は給食会社の営業部長。金融機関からやってきた会社上層部は、何年経っても給食や給食業界の知識がゼロのままである。業界知識と業界常識が皆無なので、会議などでわからないことがあると「何それ何それ」と質問を繰り返して進行の邪魔をする等々、業務に支障が出ることもしばしばである。放置してきたわけではない。注意喚起の意図をもって、なぜ給食や業界のことを学ばないのか質問したことがある。すると彼らは「あえて学ばないのだ。業界に染まらないほうが自由な発想で経営判断ができるから」と答えた。僕は、彼らは引退までの地位をゲットしたいだけなんだなーと諦めた。期待しなければ裏切られることもない。ところが、今年に入ってから、どういう風の吹き回しか会社上層部の一人が給食について学ぶ姿勢を見せ始めた。感無量だ。 現場視察をしているうちに、給食に興味を持ったようだ。特に厨房にある業務用食器洗浄機に感銘を受けた模様。新幹線を見
ここ数年、意識の高い人たちから一般層に波及して、「キャリアアップはいいよね」「良いキャリアを築かなきゃね」みたいな風潮だ。ネットはキャリアアップ、スタートアップという言葉が氾濫していて息苦しい。あっぷあっぷだ。キャリアアップとは技術・能力・専門性を高めて己の市場価値を高めること。そこから良い条件、待遇、異性からのモテ、社会的地位や立場を得るのである。高級車に乗ったり、ギャルと遊んだり、天下りできたり、キャリアアップは良いことばかりだ。しかしながら、大きな欠点もある。その根幹になる技術・能力・専門性の向上に労力と時間がかかることである。すなわち面倒くさいのである。 僕のような仕事を生活のための手段と割り切っている意識が低空飛行している人間にとって「時間と労力がかかる」「面倒くさい」は克服するのが不可能な極めて大きな問題である。一方で、良い暮らしがしたい、モテたい、ちやほやされたい、といった煩
また、就職氷河期世代という言葉を耳にしなくなった。選挙が始まるとどこからか聞こえてきて、選挙が終わると聞こえなくなり、そして誰も触れなくなる。その繰り返しだ。「救済は無理なので触れないでおこう」という考えが見え見えで興醒めだ。 僕は1974年2月生まれ。団塊ジュニア世代かつ就職氷河期世代だ。氷河期世代が被害者扱いされるのはモヤモヤする。僕自身はまあまあ楽しく生きてきた自覚があるので、世間で使い捨てとか救済と言われることに違和感を覚えるのだ。厳しさやキツさはあった。だが、そこにフォーカスされると、半生を否定されるような気持ちになる。氷河期世代のポジティブな面に着目したらどうだろう?ポジティブな部分も他の世代と比べていまひとつだったのかな?ふとそんなことを思った。 1980年、僕は小学生になった。再放送とガンプラでガンダムは大人気だった。ガンプラはなかなか買えなくて商売気の強い汚い大人が…とい
6月末で、半年間取り組んできた仕事が一段落した。結果には満足している。僕は給食会社の営業部長で、会社はバリバリの中小企業だ。半年間取り組んできたのは既存クライアント企業との契約解除交渉。現契約関連の交渉等は、本来、既存事業を担当する事業部の仕事であるが、新規開発営業が本業である僕にその仕事が回ってきたのは担当するべき人間が現場ヘルプを理由にエスケープしたからだ。会社上層部の僕に対する嫌がらせもあるかもしれない。契約解除交渉は胃が痛くなる仕事だ。なお、契約解除作戦はボスからの指令なので誰かが人柱となって遂行しなければならない。 対象とするクライアントは社員食堂を受託している企業だ。すべて当社からみれば大企業である。当社は現場の人材不足が続いていて、その穴を本社スタッフが埋めている状況だ。収益その他の要因から見合わないとされた現場から撤退することで人的資源を再編成することができると見込んだ。最
僕は給食会社の営業部長。当社参戦中の社員食堂のコンペがあったのだけれど、先方からお断りの連絡が来た。「当社が求めている基準に達していない」が断りの理由だった。まだ何もしていないのに失格。試食会をする予定だったのに。謎である。 先月末、担当者から6月中に当社が受託中の社員食堂の試食を依頼された。受託先の許可と調整を速攻で終わらせて、試食希望日を教えてほしいと担当者に連絡を入れた。ところが連絡が来ない。「6月中に実施するにはそろそろ日時を…」「6月中間に合わなくなりますよ」的な連絡を入れて対応を待っていたところ、担当者の上席の人からお断りの連絡が来たのである。「6月中に試食会を実施できるようなスピーディーな対応ができる給食会社を求めていて、残念ながら基準を満たしていないと判断しました」と告げられた。おかしい。担当者の日程調整待ちなのに、なぜこちらに非があることになっているのか。おそらく担当者が
僕は給食会社の営業部長だ。給食業界は、敷居が低いせいか、少し変わった経歴の人がやってくることがある。僕自身も他の業界から漂着して、脱出の機会を逃して働き続けている人間だが、給与水準が高いわけでもなく、地味で変な(ジミヘン)給食業界に「君はなぜここへ来てしまったのだ?」という人が結構多いのだ。たとえば、某国大使館の調理責任者だった人や、某プロ球団の元選手などが印象に残っている。 昨年退職した同僚も「君はなぜこんなジミヘンに?」な人だった。彼は10歳年下で他の部署に所属していたのだが、新規事業の立ち上げで一緒に働いた経験があるため、仕事ぶりや人となりはよく知っていた。仕事ぶりは及第点。上層部をはじめ及第点に至らない人材が多い当社のなかでは貴重だった。退職の挨拶の際の彼の言葉が気になった。彼は「もっと育ててもらえると思っていた」と言ったのだ。 彼は中途採用。即戦力であることを期待されていた。当社
1998年の夏、僕は人脈を捨てた。そのおかげでたいした才能もないのに営業という仕事を続けられた。僕は人脈を否定しない。人脈が必要な仕事や立場はある。ただ、人脈で得られるものが、コストに見合っているかは疑問だ。過大評価されているようにも見える。 仕事を円滑にすすめる手段のはずの人脈が、目的になっていやしないか。人脈つくりを名目に勉強会やセミナーと称して集まり「ウェ-イ!」と騒いでいる量産型画像を腐るほど見た。素晴らしい集会もあるだろうが、「ウェ-イ!」「伸びしろを実感できました!」「目からウロコが落ちました!」というコメントからは、実力が低すぎてごく平凡なことでさえも新鮮に見えているだけでは?と心配になる。目から落ちたのは乾いたコンタクトレンズだろう。そんな暇があるなら、見込み客を作ったり、企画案をまとめたりした方がよほどプラスになる。 僕が人脈否定論に傾いたのは新卒入社した会社で、先輩から
野球部が甲子園出場したこともあるスポーツ強豪校私立高知中央高校の200円食堂が5月に廃止されてコンビニになったことが話題になっている。news.yahoo.co.jp 保護者や学生が学校を選んだ理由に「リーズナブルな学食」を上げていたので批判の声が出るのも、食堂をウェブサイトでアピールしていた学校が批判されるのも仕方ないだろう。なお、食堂を運営していたのは近森産業(高知市)である。https://chikamori.co.jp/company/ サイトを見ると給食会社ではなく食品製造会社のようだ…。これポイントなので覚えておいてね。 ざっとニュースで前提条件を確認して給食業者は参入できないとわかった。参入してはいけない案件。学校側としては、学内コンビニで使える1人30,000円分のポイント配布で何とか収束を図りたいところだが、1日3食コンビニ飯は保護者には受け入れ難いところだろう。そこで今
読売巨人軍の阿部監督辞任騒動から一週間が経った。姉妹喧嘩を止めようとした阿部監督と揉めた娘がチャットGPTに相談して児相に連絡、児相が警察に通報して現行犯逮捕、翌日監督辞任というのが伝えられている流れだ。現役プロ野球監督の現行犯逮捕という衝撃の大きさもさることながら、チャットGPTへの相談という部分がフォーカスされたのは「AIに仕事を奪われる」という潜在的な恐怖が煽られたからだろう。阿部監督の辞任は「AIに仕事を奪われる」とはかなり違うが、ヘッドラインしか読まない短絡的な人、思考の柔軟性を欠いた人には、「AIに仕事を奪われる」がついに現実になったと受け取られているようだ。 長い歴史を持ち、球界の盟主を勝手に自称している読売巨人軍、その監督は相当なステータスのある地位・職業といえる。他のスポーツ球団の監督が現行犯逮捕されて地位を追われてもここまで大きく取り上げられない。J3の監督が同じ事態に
母は83歳になった。さいわい持病はない。そういえば僕が子供の頃から「体が弱い」と言いながら寝込んでいる姿を見たことはない。怪我をしたこともない。もともと元気で健康は人なのだ。母方の祖父は100歳で亡くなるまで杖もつかず、背筋もまっすぐ、歩き回っていた。その遺伝子を引き継いでいるのだろう…と思っていたのだけど、父から子へ伝える際に遺伝子のパワーは薄くなっていたようで、ここのところ母は老いを感じさせるようになった。記憶が曖昧になっているし、話が通じないことも増えてきたのだ。ときどき感情的になって…もともとの意固地と気の強さが意味不明なタイミングで表にどんと出てきて、強い言葉で僕をぶつけてくるようになった。それが不意打ちで、思い当たることがないから、受ける側からするとなかなかしんどいものがある。ムカつく。体感七割くらいの時間は落ち着いているので、暴れまくってる肉親と付き合っている人に比べればまだ
SNSにときどき流れてくる、賢くない人による賢くない人向けの番組の切り抜きと思われる「イケイケな経営者たちが起業家志望の若者にダメ出しをする動画」が苦手だ。「仕事サイコー!」な価値観から、上から目線で批判している構図が見ていられない。そもそも「仕事でサクセスした俺スゲー」っていう考えが古すぎる。余談だが、彼らの言葉づかいが荒く、黒っぽい服をお召しになられているのは、同じような格好でアルファードに乗ってイオンにあらわれるマイルドヤンキーに夢を与えるためだと僕は推測している。 四半世紀前(2000年代頭)、僕が転職してきた頃の給食業界にはびこっていた「仕事観」「仕事に対する意識」は酷かった。研修で現場を回ったときに上司から言われた言葉が今もはっきりと記憶に残っている。強烈だったからだ。上司は「委託給食の現場にいる調理師は、他の飲食業界で脱落したり、自分の店を潰したりしてきた人間だ。飲食業界の最
僕は給食会社の営業部長だ。勤めているのは中小企業である。当社は人材不足で、思うような新卒採用が出来ていない。良い人材は大手に刈り取られていてすでに焼野原である。焼野原からわずかな成長を信じて育てる余力もない。というわけで人材補充は中途採用に賭けているのが現状である。即戦力なら即採用だ。 ところが、きちんとした選考過程を経て採用したはずなのに、とんでもない人が中途採用されることがある。実際に働いてみると「あれ?即戦力なのにこんなものなの?」「どうやって前職で成果を出していたの?」というケースが多いのだ。職務経歴を確認すると、前職の実績が記載されている。確認のため、面接で実績について突っ込んだ質問をしても、的確な答えが返ってくる。ああこの人物は業界のことを良く知っていると判断する。実績についても当事者でないと分からないエピソードを交えて答えるので「これならいける」と判断して採用している。調査機
悲劇は繰り返される。同僚から「結果に直結する仕事のやり方を具体的に教えて欲しい」と依頼されたのである。もともと具体的なものは役に立たないというのが僕の考えだが、これも仕事のうちと諦めて、依頼に応じるようにしている。「自分に教えられることなら…」と知識や経験をもとに具体的に教えるけれども、たどり着く先が「もっと自分に任せてほしい」「自分のやり方でやってみたい」という悲しい結末であることも知っている。そんな悲しい歴史が繰り返されている。 悲劇の元凶は、「具体的な方法」の意味するものが、実は「これだけやればいい」というシンプルかつ決定的な手法であったことにある。仕事にそんなものはない。あったとしてもすでに過去の遺物で、お金を稼げる仕事にはならない。自動電話交換機が普及するまでかつて存在していた電話交換手のようなものだ。僕は営業という仕事を30年やっているが、これだけやっていればオッケー的な決定打
商売における「お客様は神様だ」という考え方は過去のものになった。カスタマーハラスメント等の原因になるからだ。だが、営業という仕事に関しては、客が神という考え方でいい。そもそも契約を締結していただく、商品を買っていただくお客様と対等の関係にあると考えるのは思い上がりだろう。また、営業活動が無駄になるとき、たとえば親身に相談に乗っていたが契約に結びつかないときなどに頭に来る人を見かけるが、それは対等と考えているからだ。だけど、相手が神ならば「まあ神様だからね。人間のことなどわからないよ」と諦めがつくものだ。そういうとらえ方が仕事を続けるうえで有効だ。 僕の仕事は給食会社の新規営業開発。給食事業の特性から、困っている見込み客に解決策を提示できないことが多く、歯がゆい思いをすることも多い。たとえば、欠員が発生して給食が提供できないと困っている施設に対して「明日からは当社が給食をやりますよ」とは言え
ごみ袋やポリ袋などの主原料であるポリエチレン・ナフサが確保されているのかないのかが話題になっている。ナフサが足りているのか、それとも足りていないのか、わからない。そこに見え隠れする駆け引きや思惑にも興味はない。お菓子のパッケージや製品の包装が簡略化されたりモノクロになっても、実用面で支障がなければ問題はないでしょというのが僕の認識。だが、生活や仕事に支障が出れば話は別だ。僕が勤めている給食会社ではナフサを原料とした手袋やラップやビニールといった衛生用品や消耗品が事業継続には必要不可欠だ。ここ数年間値上げが続いている。大量購入も控えるよう要請されている。ナフサの調達状況によって、値上げが加速したら嫌だな、…と恐れていたところにそれらを納品してもらっている各業者からお願いの通知が届いた。具体的な金額を除けば各業者ほぼ同じ内容の文面だった。 各社の共通部分をまとめると《1.昨今の物価高・物流コス
ワイドショーを誤解していた。バカバカしく、くだらないものと決めつけていた。自分の浅はかさが恥ずかしい。僕は給食会社の営業部長で、ときどき人員不足の老人ホームと保育園の厨房にヘルプで入っている。昼食の提供が終わると休憩時間で、休憩室でパートさん達とワイドショーを連日見ている。パートさんたちとの「あらまあ」「やだあ」な雑談に参加するのも大事な仕事だ。共通の話題の源であるワイドショーは無視できない。これほど真剣にワイドショーを視聴したことはない。新鮮な経験だった。そして認識が変わったのである。ワイドショーはくだらないものではなかった。 連日のようにワイドショーで取り上げられている事件があった。京都で起きた痛ましい事件だ(今は部活動遠征バス事故に移行している)。毎日、毎日、これでもかといわんばかりの現場レポート、ご近所インタビュー、元警察官の考察。その日も現地緊急レポートという名目で容疑者の自宅前
母を連れて家族で東京ディズニーシーへ遊びに行った。今回が母と訪れる最後のディズニーと決めていた。ランドではなくシーを選んだのは、開業25周年でお祝いムードだから。「最後だからお祝いしてもらわなきゃ」という母の前向きな言葉に僕は胸が詰まりそうになった。母は80歳を超えている。最近、目に見えて体力が落ちた。今回を最後のディズニーとしたのは、体力面からの判断である。母は、何度も「これで最後なんだね」と名残惜しそうに言った。一か月前。一週間前。前日。当日の車内。現地で。何度も、何度も。僕はそのたびに「そうだよ。最後のディズニーだよ。楽しもうね」と返した。最後という言葉をこれほどの重さを持って使ったことはない。「最後」と口にすればするほど重さが増していくような気がした。誰にでも最後はやってくる。その時が来たのだ。 東京ディズニーランドができた年、子供会のイベントで初めて訪れた。母と弟と一緒だった。ミ
先日、SNSを眺めていたら実業家の人が全裸の女性たちでつくられた人間シャンパンタワーに酒を浴びせて「これが資本主義だ」と叫ぶ動画が流れてきた。当初は生成AIで作成された悪戯動画と思ったが、並び重ねられた平凡な尻の造形にリアルと金の匂いを感じ取って、現実のものと判断した。僕は、その実業家をまったく知らない。動画もバカバカしく、良いのではないかと軽く流していた。真剣に取り合うものではないと考えていたのだ。実業家も撮影者も尻出しガールズも、くだらねーと笑われて終わるものと気楽に考えていたのではないか。 ところが世間様は右から左へ流すことを許さなかった。不謹慎。下品。何が面白いのかわからない。(実業家の)家族や子供が見たら悲しむぞ。そういった「いかがなものか」的な反応が大半であった。人間シャンパンタワーは法律に反していない。プライベートな場で尻を並べてはいけない、何人も許可なく尻にシャンパンをかけ
はてなが振り込み詐欺にあって11億円の資金が流出したと発表した。まず金額の大きさにも驚いたが、振り込み詐欺ってなんなんだよ。インターネット事業をやっている企業が振り込み詐欺に遭うって、なんなんだよ。セキュリティとガバナンスどうなっているんだよ。僕が働いている会社以下じゃないか、まったく。ひとりのユーザーとして2003年からはてなのサービスを使っている。はてなダイアリーからはてなブログへ移行して2007年からログが残っている。はてなブックマークも2005年から使っている。20年以上積み重ねてきた。無くなっても死んだりはしないけれどもなくなったら寂しい。はてなのサービスはそんな存在なのだ。20年以上続けているネットサービスは他にない。今でも毎日使っている。はてなにはそんな僕みたいなユーザーが珍しくない。noteが出てきてブームになったとき、完全に移ろうとしたけれども、やっぱはてなブログだよねっ
給食会社で働いている。会社は中小規模で、厳しい社会情勢のなか、何とか生き残っている感じだ。歴史は古く、創業は半世紀越えだ。顧客の信頼は厚く、五十年契約を継続していただいているお客様もいる。業界では解約率も低い(と思う)。ただ、長い歴史と成功体験に縛られ、組織や判断が硬直化していて、世の中の変化に対応できていない面もある。そこでなのか、偶然なのか、数年前から金融機関から人材を迎え入れて取締役に据えている。出向人事課長が、期が変わった途端に専務。マジで激動だ。 他業界から経営陣に人材を迎えるときに期待するのは、新しい発想や、他業界の成功モデル導入や、人材の多様性等々。つまり空気の入れ替え。新しい風だ。当社のように歴史が長いだけの企業は、体質が古く、変化を嫌うため業務の改革がなかなか進まない。新しいことをしようとすると既得権益のために団結した抵抗勢力があらわれる。そういうものを他業界からのしがら
日高屋が社長発言を謝罪 13日放送番組で「日本人労働者軽視」と受け取れる表現<全文> - 産経ニュース日高屋のトップの発言が「外国人優先」と受け取られて大炎上した。詳細については省くけれども、僕の周辺では、この問題については大手外食チェーンよりも個人経営の飲食店の方がより深刻な問題になっている。外国人すら採用できないのだ。 僕は給食会社の営業部長だ。当社は食品事業も行っている。取引先は個人事業主が多い。個人経営の定食屋、居酒屋、カフェなどだ。そのなかで、とある居酒屋兼定食屋が今月末で廃業することになった。店主は七十歳になったばかりで、体にガタが来ながら頑張ってきたけれども廃業を決めた。売上は落ちていない。値上げもした。利益も出ている。それでも廃業する理由は人材不足で回らなくなったから。よくある話だ。後継者もいない。これまたよくある話だ。 外国人の若い女性が二人、アルバイトとして働いていたけ
僕は、給食会社の営業部長、先月、部下に同行して北関東地方の某市まで赴いた。相手は地元企業をターゲットにしたお弁当屋のオーナーだ。オーナーは中国出身の女性で、弁当事業をはじめたものの、計画通りにいっていないため、日本人向けの日替わり弁当の献立作成とメニュー開発について当社に相談してきたのである。中国語の堪能な部下S山が担当として交渉を進めてきた。交渉が順調なので上司である僕と共に現地に赴いて、現場視察と面談をすることになった。非営業畑のS山はノルマの達成が厳しく、この案件に賭けるものがあるようで、行きの道中から血の気が引いていた。 S山情報によるとオーナーは日本語が上手くないらしい。テクノロジーは言語の壁を越えるのを容易にする。スマホの翻訳機能を使えばいい。しかしS山は「それでは血の通った話が出来ない」と主張して自ら通訳を買って出た。並々ならぬ決意を見せるS山に通訳を任せたものの、僕は「らん
先日、超一流クライアントから給食委託契約(社員食堂)の契約解除を通知された。メールか封書で通知してくれればいいのだが、対面で直接伝えたいと一流の心遣いをしてくださったので一級建築士設計の一流の作りのビルで会うことになった。なお当社上層部は同行を拒否した。嫌な話は聞きたくないそうです。二流だ。 一流ブランドのスーツを着た担当者からあらためて説明を受けた。説明をされても解約は解約である。話を聞いて「そうですか」と肩を落とした。同行した部下は沈痛な表情を浮かべていた。当該部下は一流沈痛マン。沈痛な表情に定評があるので連れてきたのである。重苦しいムードを作り上げてくれる当社の切り札だ。「何とかなりませんか」とあがいてみた。担当者は「解約条項に則った解約です。決定事項です」と冷たく言い放った。隙のない一流の回答。次の業者は決まっていて、すでに裏では動いているという話だった。一流は裏工作も一流だ。「わ
新社会人の皆さん、おめでとうございます。怠惰で長すぎる学生生活を終え、いよいよ社会という舞台に立つ皆さんの姿を想像して、僕自身、新しい仲間を迎える喜びと、玉突きで追い出されるのではないかという不安で胸がいっぱいです。 かつてない人手不足、空前の売り手市場をたいした努力もせずに勝ち抜いた皆さんです。自信と期待に満ち溢れ、不安はないでしょう。思い通りにいかないこと、壁にぶつかることがあっても、皆さんは「ここではないどこかへ行けばいい」と気楽に考え、悩むこともせず、壁に登ろうともしないでしょう。だって他にいくらでも行く場所があるのですから。皆さんはそれくらい恵まれた世代なのです。うらやましいかぎりです。嘘でもいい、一度でもいい、失敗を恐れる姿を見せていただきたいものです。 さて、企業は(特に大手一流企業は)新社会人の皆さんを好待遇で迎えています。なかには初任給が40万円以上という人もいるでしょう
大阪で大規模なノロウイルスの食中毒事案が起きた。 news.yahoo.co.jp 事件の詳細はリンク先その他を確認してもらいたい。被害数百人という規模の大きさと、感染ルートがパンの配送時らしいということで話題になっている。詳細はわからないが、よく特定できたなというのが僕の率直な感想。僕は給食業界で働いている。過去に一度、ノロウイルス食中毒事故の処理に関わったことがある。苦い思い出だ。だからノロウイルスのニュースに触れるたびに当時を思い出してやりきれなくなる。 給食業において感染力の強いノロウイルスは厄介な相手だ。相性は最低だ。なぜかというと給食は大量調理だから。調理・盛付・提供といった各工程を一度に大量かつ集中的に行うため、各工程のどこかに感染者が関わっていたら一気に感染が拡大してしまう可能性がある。今回の事案のパンの配送工程のように。ノロウイルス対策は衛生管理(食品の保管や調理工程の管
僕は給食会社の営業部長、久しぶりの更新になった。現場の欠員を埋めるために奔走していたのだ。昼までは保育園の厨房、午後からは特別養護老人ホームの厨房に入り、その合間に営業部長としての仕事をしていた。ありがたいことに、一連の穴埋めで洗浄業務のスキルが上がったよ……。 パートの穴埋めとして潜入している特別養護老人ホームの給食業務からは撤退する予定だ。すでに相手法人本部に解約を申し入れ済み。委託契約で定めた解約条項に則って五月末で解約、撤退になる。解約の理由は値上げ申請へのゼロ回答である。昨年から、法人側は一貫して難色を示していて最終的には「給食会社はいくらでもいる」というゼロ回答の塩対応だった。それを受けて予定通り解約手続きに入ったのだ。 値上げの理由は明確だ。食単価の値上げは、食材や調味料等の原価アップのためであり、委託管理費の値上げは、昨今の労務費のアップと求人市場の激化のためである。試算で
僕は52歳の営業部長だ。中小企業に勤めている。年齢的に転職も厳しいこともあって、今の会社で会社員生活を終えたいと考えている。そのためには、最低でも退職日まで今勤めている会社を延命させなければならない。そんな極めてプライベートな理由から、営業部門の責任者という立場で会社の業務改善の一環として業務属人化の排除に力を入れてきた。属人化とは、特定の個人に依存した仕事のやり方のこと。特定の個人がいなくなると仕事や業務が回らなくなる、悪のブラックボックスである。当社の営業部門は、業務属人化を排除して、スタッフの入れ替えがあっても、計画通りに目標を達成できるようになった。 だが、最近、属人化排除がはたして正しかったのだろうか、ほどほどの属人化は中小企業の強みそのものなのではないか、と考えるようになった。たとえば職人気質のベテランスタッフの技術、採算が取れるのか怪しい個人裁量で行っている丁寧すぎるアフター
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